ベジタベッラ、ありがとう。 谷9【モンテラート】
「別れ」とは、往々にして悲しく切ないもの。
これまで31年間、さまざまな別れを経験してきた1号ですが レストランメニューとの別れにここまで悲しみを覚えたのは、初めて。 1号・2号の愛する「モンテラート」のコース「ベジタベッラ」。 北浜への新店オープンに伴い、今月末に封印されてしまうため、 今日こそ本当に最後の食べおさめです。 最後のベジタベッラのメニュー内容をご紹介。 前菜は、定番の「上新粉のピザ」。 新鮮野菜が生きた、シンプルだけどたくましいピザです。皮はパリッパリ そして出ました!「野菜のパレット」! ああ、やっぱり美しすぎる~(ため息)。 この野菜のパレットともさよならなのか・・・と、食べる前から切なくなる1号。 まるで、産まれたばかりの娘が嫁ぐ日を思って切なくなる父親のような気分です。 大げさか!? ▼本日の内容はこんな感じです。(一部のみ) ●プンタレラ バーニャカウダソースとともに。 プンタレラは、イタリアで人気の野菜。ビタミン・ミネラルが豊富で水菜のような食感がします。 程良い苦みとソースが絶妙。中谷農園さんのもの。 ●さつまいものレモン煮 ●奈良産の千両なすのバルサミコソース 果皮が柔らかくて、とてもジューシー。 ●岸和田産のさといも&れんこんカレー風味 さといものねっとりした濃厚な味わいとレンコンのしゃきしゃき食感。 ●鹿児島産のソラマメと卵の和えもの ソラマメが甘くてほくほく。 ●紫いもピューレ ●カポナータ(パプリカ、ズッキーニ、ピーマンなどなど入り) ●高知のトマトとモッツァレラチーズ 糖度の高い高知トマトは、甘くてみずみずしい! ●八尾の若ごぼう 旬の大阪野菜・若ごぼう。主に葉と茎を頂く野菜で、程良い苦みとしっかりした歯ごたえ。 ●奈良のしいたけ 自家製ミートソース挟み 肉厚のしいたけとミートソースの相性抜群です。 言うまでもなく、全てのお野菜が美味。 それぞれの野菜の特徴を生かした、シェフの丁寧な素晴らしい仕事により 一つ一つが完成度の高い料理に仕上がっています。 続いて、本日のパスタ。 トマトとアンチョビベースのソースに、パスタが見えないくらいモリモリの野菜がオン。 イタリアの菜の花と言われる、ほろ苦さが特徴のチーマディラーパ、 オリーブ、松の実、などがたくさん入っています。 すべての食材の相性が抜群で、シンプルな味付けですが これもやっぱりダントツで野菜が生きた絶品パスタ。 そして・・・最後のオオトリが登場。 1号・2号が愛してやまない「たまねぎのロースト」。 もちろん1号のみ、皮目ギリでサーブして頂きました~。 出てくる言葉はもう・・・「美味しい」しかありませぬ。まいった。 玉ねぎの素材そのものの甘みが、ローストすることで驚くほどにじみ出てくる。 野菜の摩訶不思議をひしひしと感じる一品です。 食べ納めのベジタベッラ。 やっぱり別れは名残惜しい。 でも、こんな素敵なお料理とお店に出会えたことを改めて感謝します。 作り手の思いと人柄が、このコースにギュッと濃縮されていて、 ベジバカはいつもここで幸せをもらっていました。 横山シェフ、マダム、本当にありがとうございます。 新店も、ベジバカは心から楽しみにしていますね!! <モンテラート> 〒543-0072大阪市天王寺区生玉前町1-16チェリービル2F TEL.06-6776-5889 FAX.06-6776-5890 ※同店は2010年3月22日をもって一旦お休みとなります。
by vegebaka
| 2010-03-11 02:41
| レストラン(大阪)
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プロフィール
◆ベジバカ1号
野菜ソムリエ初心者。 フードコーディネーター。食育アドバイザー。 だが本職は某情報誌の広告営業マン。 2号と共に、野菜を通じたコミュニケーションユニットとして活動中。 ◆ベジバカ2号 野菜ソムリエの最高峰・シニアマイスター。 「インナービューティー」をテーマにした様々な活動で 最近はテレビや雑誌に引っ張りダコ。 売れっ子2号につき、ベジバカにはたまの登場予定。 最新のトラックバック
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